先週のふらふらのブログは消してしまいました。。いろんなことが起こりますが、明るく元気でいきましょう。
で、土曜日ですが、伊丹の柿衞文庫で展覧会の打ち合わせがあって、そのあと山下清展を見てきました。もちろん何度か見たことがありますが、いいですねぇ。でも多少作品に使われている色紙が退色しているのかな、こんなグレーのイメージだったかな、、。十年は前になりますか、僕が見た同じく山下清展の解説で印象に残っているのが、作品の裏に、何月何日何時間、何月何日、、と、その作品完成までに費やした時間がご本人によって記録されていることについて、制作自体が学校での課題からスタートしていて、必ずしも好んで制作時間を費やしていたわけではないといった解説でした。もちろん本人は完成すれば嬉しかったと思うのですが、長い制作時間の中で、ずっと完成に向かって気持ちが高まっていたわけではなかったのでしょう。それでも最終的にあんな作品が仕上がっていることはもちろん驚きなのですが、僕は、作品の裏の日付を見ながら、「なかなか終わらないし、いやんなっちゃったなぁ、」とか、気持ちが盛り上がってきて集中してるとか、山下さんが絵の作業をしていた時間の気持ちを追体験できた様に思えて、一気にリアルなモノとして作品を観たのを思い出します。
[reference]
柿衞文庫ホームページ http://www.kakimori.jp/
山下清氏の公式ホームページ http://www.yamashita-kiyoshi.gr.jp/