お運び頂きました方々、ありがとうございました。
自分でも、だんだんに気付いていたのですが、世の中が暗い(これも主観ですけど、)からといって、暗さを漂わせた絵をお見せするのは僕のする事じゃないなと、確認しながらこの二週間自分の絵を観ていました。感傷に浸って描いたつもりは無く、綺麗な物を求めたつもりですが、頭で考えた暗さを、振り払えたかといえば、そうでもなかったでしょう。
全ての人には、美しさやエネルギーを感じる力があり、世の中が暗ければこそ、それを振り撒いてみせるのが、役に立たない絵などを描いて過ごしている自分のするべきことだと、ひたひたと肺の底に溜まりました。
さてさて、あと何年絵が描けるでしょうか。陽気に、灰を撒いて花を咲かせる爺になれますことやら。
様々お話を頂きました方々、ありがとうございました。お会いできなかった方々、失礼いたしました。
また、のろのろと何か見つけて描いていければと思います。
2014.4.2 タテ