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こんな世の中の隅っこで石油がどうのと言ったところで、なんにもならないので国立国際の所蔵品展に出掛けました。もう何度も見ている作品達ですが、もう見てはいけないわけではありません。美術は体験ですから。マリーニのパツッパツの踊り子の体の上に刻まれた、彫刻全体の持つボリュームとは対照的な、体の表面に刻まれた針で描いたような衣装の線を見て、この彫刻家のいたずらで満足そうな笑みを想像しましょう。なぞなぞの繭を作り続けたデュシャンの、繭の中身は覗こうとはせず、その繭の感触を楽しむのがおふらんす風かな。たとえ、冷蔵庫に絵の具がべったり塗りたくってあっても、白いところに白い色、黒い部分に黒い絵の具を塗りたかったんだなぁ、、と横目で見ながら通り過ぎましょう。その前で腕組みをすることはありません。キーファーや佐川さん小林さんの大きな絵を体験するのもお忘れなく。

ちょっと展示についての解説は不十分だと思ったので、近現代の美術年表など持参されるとよいかもしれません。

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