2007-12-23

土曜日にフランスの写真家JeanRAULT氏の講演に行ってきました。今回の展示はベルサイユ宮殿の王様のための菜園を撮った写真と、京都の庭園を撮影したものとを双方展示するといったものでした。それについての講演です。この、洋の東西の差異から制作をスタートさせるというアプローチは、日々西洋文化の波にゆられながら暮らしている私たちには特にめずらしいものでもないと思うのですが、僕がちょっと話を聞きたいなと思ったところは、東洋から西洋の反対で西洋から東洋を比較しているってことと、モチーフが日本とフランスに具体的に限定されているところでした。ただ、僕も以前はこの差異というものに着目していろいろ考えたり作ったりしましたが、今は僕なりの結論として、どちらがどうのといったレベルでは何の価値もなく、いかにそれらを踏まえながら第三の価値、方法論を見つけられるか、ということだと思っています。このアプローチ自体が無駄だと思っているわけではありません。誰にでも興味の持てる親しみやすいアプローチだと思います。この講演でも作家は「庭の比較が私の仕事ではないし、それにはまたその専門家もいる。自分のものの見方を拡げる方法だ。」と言われていました。僕は最後に質問をさせてもらい、日本の庭を撮る方法は何か見つかったのか?といった内容のことを聞きました。答えは、「正直に答えれば、現場に行って自分の感性で戦っているだけだ。」でした(僕はフランス語はわからないけど、、)。   うん、これはこれで、かっこいい。

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