大阪芸大同級生での展覧会も終了致しました。お運び頂きました方々、ありがとうございました。展覧会の企画と運営を一手に仕切ってくれた山本さんのパワーには、お礼と敬愛の念をお伝え致したく存じます。
展覧会では、参加した皆が、メールのやり取りや会場で、とても楽しく過ごしていたのが印象に残ります。旧友から、あなたは学生の頃から作品を難しい顔で作りすぎっ!一度、笑いながら作ってみたら?と、御指南も頂きました。そうですね、反省もあります。この展覧会は、来年も開催予定だそうです。だんだん膨らんで、同級生全員になるのも面白いですね。

この展覧会の翌々日、恒例のキットハウス「あかり作品展」の搬入でした。毎年本当に苦しんで、くだらない作品を会場に置きにいく私です。今年は自然の力で光を揺らす、動かすことを断念し、モーターを使った作品を作りました。しかし、モーターを使えば何か解決するといったことではありませんのです、ものを作るというのは。普段絵を描いている僕には、造形素材の知識も足りないし、工作機械も揃っていない。工作自体が苦手ではないですが、人にお見せするものであれば、それなりの設備も欲しいところ。

ただ今年、手持ちのボール盤(ドリル)でアルミの板に穴を開けながら、確信したことがあります。
ボール盤というのは、平面に穴を空ける機械。x軸とy軸とで、空ける穴の位置を、二次元的に、感触をも駆使しながら探ってハンドルを下ろして歯を当てます。材料の平面性、ドリルの垂直性、位置の正確さ、ボール盤で出来る全てのことに神経を尖らせていると、そこにはない次の次元が見えてくるという感覚です。

来年は旋盤か、フライスマシンを買おうかな。。   
無理。

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