2010-10-27

授業の組立を思案したり、今日ならば、日向燗展のカタログのコメントを考える時、クロッキー帳を使うとなぜだか出来上がる。出来たものがいいか悪いかは別問題ですけどね。 パソコンにいろんなソフトを入れてみて使ってみるのだけれど、結局最後はクロッキー帳。今日はボールペンだったけど、もっと追い詰められるとシャープペンシルか鉛筆になる。ミスコピーのA4紙を大量にストックしているけれどてんでだめ。上手くいった試しがない。緊張感を保持できないからかなぁ。。不明です。

今年の初め、日用品のカバンのデザインを頼まれた際に、さすがに僕には何の知識もないのでプロのデザイナーに相談に行った。その人は、B4の方眼用紙とステッドラーの太めのシャーペンを使い、スルスルとカバンの絵を僕に解説しながら描き上げた。絵が出来上がって行く途中、僕はそのシャープペンシルから目が離せず、あれを買えばあんな風にきれいな線が引けるんだと本当に思った。もちろんそれが間違いなのはすぐに分かるし、きれいな線を支えているのはプロとしてのカバン作りの豊富な知識であることも知っているので無駄遣いはしなかった。(そんな高いモノではないけれど。)

最近いつも困った時にクロッキー帳を探している自分に気づいて、人それぞれ、肩から力を抜いてくれるものと出会うのかなと考えた。

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